vol.113 2003年10月24日

狂おしい古代米

 10月18日、雨やらなんやらで延び延びになっていた「古代米」(一般的に白米以外、黒米や赤米などの総称)の脱穀をようよう行いました。短幹コシヒカリは乾燥機にかけて乾燥させたのですが、一緒に稲刈りをした黒米(埼玉産)、赤米、香り米2種の「古代米」は、フェンスにかけて天日干ししていたのです。
 当日、お米の師匠・米山さんちへ行くと、そこには超カッチョエイ脱穀機がありました。米山さんがもらってきたそうで、多分、昭和30年代頃のもの。その形、色、動き。なんてレトロ、そして、なんて可愛いんでしょ♪ はんちゃんとまりこは「可愛い〜!」を連発して大喜び。そして、脱穀が始まると、まさみっちゃんは「面白れ〜!!」を連発。疲れを全く見せずに、ずーっと脱穀係をやったのでした。
 翌々日の10月20日、いい天気になったので、脱穀した籾を天日干しします。ビニールシートの上に広げ、時々かき混ぜます。と、突然「何すっだ。おめ。やめれ」とはんちゃんの声が響きます。見ると、らん(レイコの猫)が香り米の上で、ぐりぐりしています。茶色の毛並みに、同じ色合いの香り米がくっつきます。あらら、どうしちゃったんでしょ。体中をぐりぐりしながら、そのうちシートをぺろぺろ、そんでもってヨダレだらだら。まるで、またたびを嗅がされた時のような状態です。
 うーむ、香り米は種類によりますが、麝香(じゃこう)の香りがすると聞いたことがあります。また、人によってはこの香りを「ネズミの糞のニオイ」と表現する人もいるようです。モミの状態ではそんな香りは全く分からないのですが、もしかすると猫にはわかるのかもしれません。「うう、この香り、たまらん。もう、どうにでもしてぇ〜」

(いすわりまりこ)

◆◆◆'02ありが稲・コシヒカリ◆◆◆

※お知らせ お陰様で11月30日注文分をもって
'02ありが稲・短幹コシヒカリは 完売いたしました。
皆様、
誠にありがとうございました。

 さてさて、販売数が非常に少なく、「'03ありが稲」第一次販売はあっという間に売り切れてしまいました。そのため「ええ、もう!?」「買いたかったのに」などの声を多く頂きました(ありがたいことです)。
 そこで、'03はないのですが、「'02ありが稲」が約90kgありますので、そちらを販売いたします。モチロン、無農薬無化学肥料栽培、しかも今年はやらなかったアイガモ農法です。美味しさは太鼓判を押します(人によっては、'03よりもウマイそう)。お米の冷蔵庫にて、常時15度で保管していますから、保存状態も最高です。
 値段は5kg2500円。玄米だけでなく、『約5分擦り』(白米と同じように炊けます)のオーダーにもお答えします。でもでも「やっぱり、玄米の方が美味しいと思うな♪」(by レイコ)ですよ。
 また「'02ありが稲」を注文していただいた方には、もれなく「'03古代米ブレンド」の小袋をおつけします。赤米、黒米(埼玉産)、香り米2種(埼玉産、宮崎産)のブレンド米は、持っているだけで幸せになるという言い伝えがあります(大ウソです)。幸せにならなくても、話のネタにはなります(ホントです)。

 注文してやろうじゃないか!という方は、住所、氏名、電話番号、FAX番号、メールアドレス、玄米希望か5分擦り希望かを明記の上メールで「'02ありが稲注文係」までお申し込みください。郵便振替用紙と共に宅配便でお届けいたします。(郵便振替用紙には、お米の料金+運賃の金額を書き込んであります)。

運賃例:5kgまで中部、関東、信越、北陸、関西 950円、南東北、中国 1050円、北東北、四国、九州 1160円、北海道 1470円、沖縄 1790円。




うひょー、いいなあ、このロゴ。年月を感じる色のあせ具合もスペシャルグッド。
東京芝浦電気(!)製のモーターで回す、コイケ脱穀機。緑のカバーの中でドラムがぐるぐる回っています。写真とかは見たことあるけど、本物を見たのは初めてです。 ドラムの中で稲から外されたモミが、ここから出てきます。煙突の途中でつっかえたり、隙間から出てくる量が多かったりするのはご愛敬?


夜勤明けで帰ってきたばかりなのに、子供のように大喜びで脱穀するまさみっちゃん。その横でニコニコとワラを束ねるはんちゃん。ふふ、農業夫婦への道、着実に。


(左上)宮崎でレイコがもらったタイ原産の香り米。(右上)埼玉の小林さんからもらった香り米。(左下)同じく埼玉産、赤米。一番収穫量が多かった。(右下)全部混じったブレンド米。きれい〜。
自分で建てた農業小屋で、色んな機械をいじくる米山師匠。今回の脱穀機も自分で修理。農業も機械いじりもとっても楽しそう。見ている方もとっても楽しくなります。


種類ごとに広げてモミを乾かしていると、普段はお米に見向きもしないらんが、香り米(タイ原産)ゾーンにやって来て、突然!


身体すりすりの次には、青シートの隙間に顔をつっこんで、そこら辺中をべろんべろん。
ごろんごろん、うりうり、すりすり。茶色のらんに、茶色のもみがまぶされます。はんちゃんもまりこも、その様子にびっくり。
顔だけでは飽きたらず、シートの隙間に入ってぐりんぐりん。もう、手がつけられません。誰がらんをとめられようか!? いや、止められない。否定形の連続。 ヨダレまみれのまま、恍惚の表情を浮かべるらん。猫をここまで狂わす「香り米」。どんな味か楽しみです。 この日、中京地方で流れるエンチョーのCM撮りも行われていました。ふふ、当HP初公開。これが池の横にできたログハウス。ここから眺める富士山も近々紹介しまーす。
次へ(2003年11月20日)
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