vol.105 2003年6月27日

今年も豊作? 共同田んぼのヒエ取り

 6月7日、とってもいい天気、梅雨前の爽やかな風がほほを撫でていきます。うーん、さわやかー。本日は「ヒエ取り」には最高のコンディションじゃないですか。さあ、頑張って楽しみましょ〜! 「へーい。ヒエ取りは大好きだべ」(はんちゃん)「オレ、ヒエ取り久しぶりだなあ」(まさみっちゃん)「人生に悩んだらヒエ取りです。LOVE ヒエ取り!」(まりこ)。はい、フェアリーテールの面々はやる気満々です。てなわけで、みんなで出資してみんなでお米作りをする「「富士山麓アイガモ農法の会」でやっている共同田んぼへ出動です。
 共同田んぼといえば、昨年レイコをして「パリダカより辛い」と言わしめたほど、ヒエの繁殖がもの凄かったところです。「誰だ、ヒエを植えたのは」という岩崎さんの言葉は、後世に残る名セリフでしょう。はたして、今年の具合は・・・・!?

「△■○×??」「あうっ」「・・・・・・」ヒエ取り始めて3分未満、3人は絶句しました。最初、稲に見えていたモノが、全てヒエと気づいたからです。そして、進む内に実感します。「ここはヒエ天国、いや地獄」だと。なんといいますか、ヒエの芝生の中に稲が生えているといった感じなのです。こうなるとヒエ取りというより、草むしりに近いです。ひたすら一面びっしりと生えているヒエを抜きまくります。
「うへ〜、凄いな」「こりゃ、終わらないね」「誰かヒエ取り歌でも歌ってくれぇぇ」時折、そんな叫びが聞こえますが、あとはみんな、ひたすら無言で抜きまくります。聞こえてくるのはスズメの声、風の音、水の音、ピチャピチャとヒエの泥を落とす音のみ。
 結局、9時から始めて、夕方4時半、「もう、今日はやめよう」という米山さんの声により、本日は打ち止めとなりました。みんなして「腰、痛〜」と唸り、「モノを作るというのは大変なんだな」という尾崎さんのセリフに、心から『納得』と手を合わせたのでした。
 それでは最後に、珍しく無言でヒエ取りをしていたはんちゃんの、心の移り変わり&叫びをレポート致します。

 しっかし、あれだよな。自分のやる列って、しっかり最後までやりたいもんじゃないですか。ところが、端っこの”芝生型密集地帯”をよーやっと抜けて中央に進出したところで、休憩になってさ。さ、もうひと頑張り、もう後半だもんなと、自分のレーンに戻ったら・・・・・・ああ、違う人がアタシのレーンの続きやってるぅ。アタシの頭の中では創太(息子)のセリフ「きえいやー!(消えろや) どかーん!!」と共に、大砲ぶちかましてたね。ケッ、また端っこの密集地帯に逆もどりさっ。♪あ〜、あこがれ〜ぇの、みっしゅう〜ちぃ〜た〜い♪


(大砲ぶちかまされていたかもしれない・いすわりまりこ)

お空はまっ晴れ。Tシャツに短パンが気持ちいいです。こんな日に田んぼ作業するのは、これまたホントに気持ちいいです。

家族総出でピクニックならぬヒエ取りDAY。子供達も元気に手伝っていました。なので男の子は3回も着替えてました。頑張れ、母さん。

稲の列の間にびっしりと生えた草、これ全部ヒエです。まるで芝生のようです。手で取るより芝刈り機出した方が良かったりして!?
食を作るには、まず食から!? 休憩とお昼ご飯は、しっかり取りましょう。みんなで持ち寄ったお菓子や米山さんの差し入れをバクバク。 いつもハイテンションなはんちゃんも、この日はちょっとヤラれ気味。ビール3本ぐびぐびして燃料補給したまさみっちゃんも、チトぐったりです。 「腰、痛ぇ〜」曲がった腰を伸ばすのは、やっぱり地面に寝っ転がるのが一番です。地面の暖かさも感じられて、思わずそのままzzz。
後半の休憩時間になると、みんなお気に入りの地面でゴロゴロ。「うううう」腰の苦痛と伸びる快楽に思わず声が出ます。 はあ〜、取っても取っても密集地帯はなくならぬ。結局、翌日にまりこが出動。4時間半かけて密集地帯を制覇したのであった。 こちらはフェアリーテール敷地内の「実験畑」の様子。4月16日に3〜7年前(!)の種を播いたのですが、二十日大根('96年物)、小松菜('98年物)、タァツアイ('98年物)などがスクスク。

嬉しいことにカボチャの苗も植えてくれ、「んじゃ」と疾風のように去っていく高野さん。う〜、優しい人だなあ、ありがたいことだなあ。感謝。

いつもお世話になっている高野水道さん。「この前掘り返したら、いい土だったから」と、自宅からクランベリーの苗を持ってきてくれた。 仕事も早ければ、植え替えも早い!? あっという間に穴を掘って、トゲトゲ茎を持つクランベリー君をどんどんと植えてくれた
次へ(2003年8月6日)
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