2006年7月14日

■冨士の手筒花火(その4)

 花火を揚げると言っても、それはそれは膨大な準備が要ります。最初に聞いていたのは、(たとえ作業に来られなくても)当日はどうしても静岡県湖西市に行かなくてはならないこと(あげる時間に集合ではNG)。それは、保安講習を受けるというのと、自分であげる花火の填薬は自分で行うことという重要な意味がありました。それが成功につながっているとこも予想がつきます。共同の基本ですものね。特にそれが火薬を扱うものならば、当然のことでしょう。という訳で、7月1日は大忙しでした。以下は用意前編でございます♪


朝、5時に白糸地区の文珠堂境内で集合。そしてチャーターバスに乗り、東名高速で浜名湖に向かいます。真ん中の黄色いシャツの中島正人さんは、私の住んでいる冨士丘地区3班の仲間。今回の花火に誘ってくれたお方です。


毎年ここで火薬を詰めるという「三遠煙火株式会社」さんに到着。そう、敷地内はいろいろ規則があります。煙草を吸ってはいけないのが、みなさん一番辛かった?

事務所の裏でみっけ。このアイディアは使えそう♪


社長さんが自ら講習。噴出口の大きさ、工具の種類、竹の材質(モウソウダケじゃないと駄目なんだって!)、消火etc。揚げることは「消費」と言うんだよ。


慣れた人も初めての人も、実に真剣。事故はすべて製造者の責任になります。

講習をしてくださった事務所には、山のようなトロフィーがずら〜〜〜り。まるで花火のごとく飾ってありました。
予報がずれて、突然晴れてくれた! で、作業にはちょうどいい湿り具合。作った手筒を並べて、これから全部に火薬を詰めていきます。
「手筒専用」というところがびっくりでした。
全員で手分け作業。まずは用意した木の支柱を立て、これに筒を縛り付けます。
つづき 
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