2004年2月7日 ■ 夢の箱開き ログ搬入 その3
 1月27日、本日はお日柄もよく、絶好の「ログ搬入日」であります。早朝7時過ぎより続々と人が集まり、みんなやる気満々です。一日目で勝手が分かってきた一同=ログ搬入隊&炊き出し隊の動きには、みな無駄がありません。やる気満々に効率よさがプラスされるのですから、はかどるはかどる! しかもよく見ると、ログビルダーさんやボランティアの方々に混じって、レイコがここに住んだ時からお世話になっている高野水道さんや中島電気さんまでもがログ運びをやっている。きゃああ、なんてありがたいんでしょう!
 お陰で1本目のコンテナ(中身は建材)は、なんと2時間という早さで終了! すごいっ。そして、予定より早まりそうな食事時間に、炊き出し隊はすぐに対応します。おにぎり作りの早いこと、早いこと。結局、流れのまま2本目のコンテナ(中身はログ材)に突入したため、手が空いた人から食事を取ってもらうことになりましたが、それに対応しつつ、翌日のおやつ作りもソツなくこなす。こちらもすごいっ!

 40フィートコンテナ、45tラフター、4.5tユニック、ミキサー車といった重機の数々、12インチというぶっといログの丸太、総勢38名もの人々・・・・・・非日常的な光景が広がる2日目も無事終了♪ 朝曇っていた空はいつの間にか晴れ、幻想的な夕陽がみんなを祝福してくれました。

●1月27日(火) 天気:曇りのち晴れ。昼間の温度:5度。無風。総人数38名。作業メニュー:コンテナ2本より材料おろし、建材をバイク小屋へ納入。昼食メニュー:ほうとう風煮込みうどん(鶏肉、うどん、かぼちゃ、ねぎ、白菜、ごぼう、大根、にんじん、水菜、しめじ、えのき、しいたけ、)。黒米入りおにぎり(梅干し入りとネギ味噌入り)。漬物各種。おやつメニュー:黒米おはぎ、甘酒、スナック類各種。

(フェアリーテール)


最初のコンテナには、建材がぎっしりと詰まっていました。上に乗っかっているのは、なんと高野水道さん。動きの軽さに、レイコもびっくり。

鏡じゃないのよ、窓なんです。こんな風に出来上がった形で入っているんですね〜。真ん中の水色ジャケットが中島電気さん。
朝日の中、すでに重機も人も元気いっぱい動いています。気温は、多分マイナス3度くらい。
援農仲間の白井ちゃんが、腕が痛くなるまで混ぜて作ったあんこを使った、黒米おはぎ。中も外も真っ黒なんだよん。 さあ、手の空いた人から食べて食べて。本日のおにぎりの中身は、ネギ味噌(もち自家製)と梅干し。メインの煮込みうどんは、ちょいピリ辛風ね。「美味い!」の声に、炊き出し隊にっこり。
2本目のコンテナが届いた頃は、すっきりと晴れて無風状態。作業の合間に垣間見る富士山の美しいこと!
ロープをかけ、丸太をひいて転がし、数人で持ち上げ・・・・・・重機を使うけれど、基本は人の力と工夫。なんだか、ピラミッド建設の時代を思ってしまった。 じゃーん。昨年の9月26日にこれらのログ材=レッドシーダーたちは、カナダで伐採されたのです。一番大きな木の根っこと思われます。長旅、ご苦労様。朝霧で一緒に暮らしましょうね。 ご飯を食べている農業小屋の上をひとっ飛びするログ材。誰かが「まるで公共事業やってるみたいだな」と言ったけれど、ホンマそれくらいの迫力です。

レイコが朝霧に入植する時(1995年)の身元引受人=地元酪農家の佐藤 孝さんもボランティアで来て下さった、うるうる、嬉しいよ〜。

一般道路は溶けたとはいえ、フェアリーテールの敷地内は雪だらけ。しかも、連日の寒さでツルツルの氷に変身。作業での事故はないけど、雪で滑る人は続出。
基礎の前に積み上げられたログ材。ここに写っているのは、うーん、全体の5分の1といったところでしょうか。
材料が運び込まれる間、基礎の敷地では「撒きストーブ」のためのコンクリ打ちが行われていた。三尾建設下請けのMP産業・佐伯克明さんは、基礎の時からお世話になってます。 コンクリも凍結する中、佐伯さんと二人で頑張ってくれた後藤祐馬さん。なにしろ、3時過ぎるとあっという間に0度以下なんですもの。後ろのレンタルトイレの洗浄液も凍っていました。 1月17日、午後5時2分。何度見ても美しい、何回見ても同じじゃない富士山の夕陽です。
次へ(2004年2月10日)

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