vol.152 2002年12月17日

■ 冬が来た

 12月7日。農業小屋にてなにやら物音が。ドアを開けると、そこにはこつこつと終わらぬ作業を続ける乙女?が一人・・・・・・。そう、最後に残された黒米の手動脱穀をしている真理子でありました。半分ほどはお米の姿が見つからぬ「抜け殻」らしく、それを選り分けながらこつこつこつこつこつ。寒いし風も入ってくるのに、何が彼女をそこまで駆り立てるのか!? 何を思うてやっているのか!? まあ、たぶん私(レイコ)も好きそうなことではあるのですが、あえて聞いてみました。「まりちゃん、辛くないの?」「うんにゃ」「まりちゃん、何考えているの?」「なーんも」「・・・・・・」
 翌日は、今までの暖かさはどこへ・・・で、粉雪からぼたん雪へと変わり、とうとうこんなに積もったのでした。ちまたは農閑期。なのに、今も農作業が続けられるフェアリーテールでございました。

手前が最後に刈った稲。後ろが抜け殻になった稲藁。鉢上げされた植物やベニヤに囲まれて、にやにやの真理子。

化石化した黒米。手動脱穀した後は、広げて自然乾燥です。出来たお米は年末の自家おはぎに。

大家の開拓農協さんからお中元でいただいたゴム手袋。これが重宝するんじゃわい。

12月8日、夜11時半のトレーラーハウス。

沖縄のシーサーたちもがちがち震えているような。

  毎度のショット。まだ3センチ。明日の朝いちでスタッドレスタイヤに交換しなくちゃ!
  戻ってきたら、雪女になっていた。ああ、これから本格的な冬なんじゃのう〜。  


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