2009年4月10日

■高知 6日目 < 1 > 

 
さあて4/10。元気よく早起きして、宿を出ました。6時発の始発電車に乗り、昨日の歩き終点の土佐久礼(とさくれ)まで行くためです。牛乳配達ための車が通っただけ。静かな町並みを抜けました。
そして、実は5:58分にとんでもないことに気がつきました。「遍路マップ、宿に忘れた!」。取りに帰ると次の電車は遅いので、即決で断念。「いいや、(食い入るように見たので)今日の道は頭にはいってるもん」。
でも神様はいた。駅の構内にずらりと地図が! 実は今日の山道は、56号線の南を行く「四国の道」と「添蚯蚓(そえみみず)と呼ばれる上の道の二通りの行き方がありました。いずれも7キロで、お遍路の悩みどころ。私は、このパンフレットの説明で「添蚯蚓」に決定。
、、、と、ゴミ捨てに来た女性が、「あ、もしかしてレイコさん?」と声を掛けてきてびっくり。なんと治ちゃんの親しい友人らしい。いやーーー、驚いた。 いい出会いは嬉しいな。さあて、昨日歩いた(走った?)道をちょっとだけ戻ります。この酒蔵も「あったあった」と思い出しました。「あら、あの有名な西岡酒造だったのね!!」。慌てていたので、まったく気がつきませんでした。 6:40。ついに56号線からそれて、山に向かいます。それにしても面白い名前ですよねえ。


1.5キロほど続く長沢の町は、なんだかほっとします。さてマップによると、この先の遍路道、平成18年から昨年の12月まで通行止めだったとか。自動車道の工事の為ですが、300メートルの遍路道がなくなり、400メートルの新道ができたそう。


私の行かなかった「四国の道」は、地元の人が近道で使っていたのですが、明治25年までは「添え蚯蚓」がメインルート。そして、1200キロ行く歩き遍路は、現在年間約5千人。40日間で歩き、この「添蚯蚓」を行く遍路さんは、年間約400人だそうです。
「たったのーー!?」。と、ちょっとびっくり。でもやっぱり私は、たとえ苦しくても弘法大師が行ったであろう昔ながらの古道が好きだわん。


ありました! 登り口横の高速道路。とにかく、中土佐町が出したばかりのこの「うぉ?きんぐまっぷ"へんろ道"」は、お勧めです。今までの中で一番感動した"お遍路さんとは?"も書かれてあるよ。


すぐ横に看板がありました。明治時代までは茶店もあり、弘法大師が修行した海月庵もあるんですって。うう、なんだか楽しみぃ!!

「四国八十八ケ所ヘンロ小屋プロジェクト」により、昨年11月に建てられたという、ほやほやの「そえみみず酔芙蓉」。時間が経つにつれ白がピンクになる"酔芙蓉"の花のイメージで作られたそうです。宿泊の方もいましたよ。

< 1 >  2  3  4  5  6  7
次へ(2010年6月17日)
【Top Page】

Copyright 2001 Fairy Tale, Inc. All rights reserved.